『主観と客観』 Do it!! 大智
2月23日、渋谷KABUTOで58回目のプレゼンライブが行われた。
この日は午後から急激な気温の低下と強風に見舞われたが、会場はOPEN時から熱気に
包まれた。
この日のDo
it!!は2番目の出演。
新たにアレンジを施してロックサウンドに生まれ変わった『Wishness』と新曲『ふた
り』を初披露した。
『Wishness』に関しては、元々ポップロックチューンとして作られた曲であり、メロ
ディもややポップス寄りなので、ハードなサウンドを付け加えて果たして合うのかど
うかという懸念があったのだが、蓋を開けてみれば非常に好評だったようで、今後の
サウンド作りの一つの指針になったと思う。
そして新曲『ふたり』は、社長の山本さんから頂いた大切な曲。ベースのKzが詞を書
き加えてより等身大の世界観を表現できた。
Do
it!!は昨年後半から、打ち込みを使ったサウンドを新たな軸としたステージを構
成しているが、今回初めて全曲打ち込みのセットリストになった。
当初僕自身は、生演奏の空気感を大切にしたいという思いから、テンポ通りに演奏す
る打ち込みが軸になることに少し躊躇いがあった。
しかし、数ヶ月やってみて、曲の持つ雰囲気にたくさんの彩りが加えられ、幅が広
がったことで、より伝わりやすくなったのでは、と思う。
ただ、ボーカルはあくまで生で伝えなければならないので、厚みのあるサウンドに乗
せてより豊かな表現力が求められる。
自分自身にいいプレッシャーが掛かったと思って磨いていきたい。
今回強く感じたことは、プレイヤーとオーディエンスとの違いである。
演者の伝えたいメッセージをその通りに受け取ってくれたら言うことはないんだけ
ど、やはりそこは人間だから千差万別なのであって、いろんな感じ方があっていいと
思うし、それがある意味音楽とか芸術の醍醐味のような気がする。
長いこと音楽をやってると自分たちの感覚とは裏腹に、意外とお客さんには受けが良
かったとか、悪かったってことが何度もあって、その都度あれっ?って思うのだけ
ど、そういう時は一回自分たちを客観的に見てみることが大事なのだろう。
自分の立ち姿はどうなんだろう?歌は?演奏は?曲は?
一音楽ファンとして自分のバンドを見てみることで、課題も見えてきたりするのかも
しれない。
何かを伝えたいと思った時に、感じ方はどうあれ必ず何かしら聴いてくれる人に伝わ
るように。
簡単なことではないけど、それが常に出来るようになったらベストだと思う。
演者とオーディエンスとの温度が同じになれるような音楽を。
また来月。
セットリスト
1.Wishness
2.ALARM 3.ふたり 4.Got it.